青僧会S-プロジェクト

来る親鸞聖人750回大遠忌法要を前に、兵庫教区青年僧侶の会が企画する 【S-プロジェクト】のブログ
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S-プロジェクト比叡山回峰行体験(5月8日〜9日) その13
難所続きの登りの行程、みな励まし合って登っていった。眼下に見える坂本の町並みも徐々に小さくなっていく。毎日の御修行のコースをたった1日でもこうして味わえることは、この企画の趣旨を理解し、そしてやってみようと一致団結した役員の力のたまものだろう。

『そば喰ひ木像』の言い伝えのある大乗院に参り、いよいよ回峰行最後の地明王堂に到着した。

明王堂では昨日御講演いただいた上原阿闍梨とそのお弟子さんが私たちを出迎えてくださり、冷たいお茶でもてなしてくださいました。厳しい中にもやさしさのあふれるお二方のもてなしが誠に有り難く感じられ、事故もなく此処までこれたことに感謝いたしました。親鸞聖人の若き日の御苦労が目に浮かぶようで、有意義な体験となったと慶ばせていただきました。 合 掌


(一日回峰行体験記はこれで終わりです。次回S−プロジェクトの新たな展開に御期待ください。ありがとうございました。)
  
| 比叡山一日回峰行 | 09:54 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
S-プロジェクト比叡山回峰行体験(5月8日〜9日) その12
kaihou1

下りと違って登りの斜面もかなりの難所続きだった。下りと同じ道を登っていくのではなく、明王堂までの道はアップダウンもかなりあり、落ちている小枝で杖をついて登る参加者もいた。道中、紀貫之卿墳墓など、興味をそそられるお墓などもあったのだが、登るのに必死で余裕を持って見ることができなかったのが残念だった。

皆暑くなってきたのか、上着も脱いで、半袖で登る人が増えた。今回最高齢の参加者は73才。若い者には負けないと先頭を歩いていく。全く感服することしきりだ。
下見の時には道中の小径に小さな橋が架けられていたのだが、木が腐って落ちてしまっていた。迂回しながらも、もし歩いていて橋が落ちてしまったら大変だったなと少しほっとした。
| 比叡山一日回峰行 | 09:37 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
S-プロジェクト比叡山回峰行体験(5月8日〜9日) その11
日吉大社を抜けるとようやく坂本の町に到着した。坂本には天台宗の開祖最澄上人がお生まれになったと伝えられる生源寺があり、我々もここで朝のお勤めをさせてもらう予定となっていた。至る所に最澄上人に関する記述が見られる。御本尊は、慈覚大師作と伝える観音菩薩で、現在の本堂は1595年に詮瞬坊によって再建され、さらに1710年に改築されたそうだ。ここで朝食としてパンとコーヒー、冷たいお茶をいただいた。

記念撮影を終え7時50分。休憩して気づいたことだが、かなりの汗をかいている。今まで必死で歩いてきたからあまり意識していなかったが、普段のウォーキングでもこれだけの距離を一度に歩いたことはなかったので、かなりのカロリーを消費したのだろうと思った。そしてこれからは登りの一本道で回峰行の最終地無道寺明王堂を目指すことになる。
| 比叡山一日回峰行 | 09:42 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
S-プロジェクト比叡山回峰行体験(5月8日〜9日) その10
kaihou3

日も昇り、6時も回った頃、回峰行の行程での次の御堂、日吉大社が近づいてきた。お寺と神社の御本尊を本地垂迹と同一化しているのはよく聞く話だ。天台宗という国家護持の役を担った宗派ならそれも頷ける。最澄上人が比叡山上に延暦寺を建立し、比叡山の地主神である日吉大社を、天台宗・延暦寺の守護神として崇敬したと言い伝えられているし、中世の比叡山の僧兵が強訴のために担ぎ出した神輿は日吉大社のものである。
ともかく、ここでは参加者一同いろいろな質問を渡邊さんにぶつけていた。
「膝が笑っているよ」と一人の参加者。2時半から出発して4時間近く歩いている。無理もない。普段から歩く習慣をつけておかないといざという時にはどうにもならないなあ・・・
| 比叡山一日回峰行 | 13:04 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
S-プロジェクト比叡山回峰行体験(5月8日〜9日) その9
元三大師堂を出発して少し歩くと恵心堂という御堂に着く。ここは浄土真宗七高僧の第6番目の高僧、源信和尚が御修行されたと伝えられている御堂だ。天台宗では恵心僧都とお名前をお呼びするが、日本における浄土教の礎を築かれた。有名な『往生要集』や『二十五三昧式』、『六道十戒の図』、『弥陀来迎の図』等を著しておられる。一同この御堂の前でも重誓偈をお勤めし、源信和尚在りし日のお姿を偲ばせていただいた。

恵心堂を後にしてから、行者道はいよいよ狭く、また滑りやすくなってきた。木の根っこや落ち葉、枯れ木の枝が、ただでさえ怪しい足下をすくおうとしているように思える。途中別れ道などもあり、そこでは先導の渡邊さんが気を遣って待っていてくださった。こんな所で迷ってしまっては、どうにもならなくなるだろうなと、そんなことばかり考えてしまう。所処で木々の間からのぞき見える、麓の坂本の町が次第に近づいてきて、もう少しだと自分に言い聞かせながらの回峰となる。阿闍梨さんのように野山を駆けめぐるイメージとは程遠い・・・
| 比叡山一日回峰行 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP